コエンザイムQ10は朝夜どちらに摂る

サプリメントなど、健康食品としてのコエンザイムQ10には飲む時間やタイミングに決まりがありません。
しかし、コエンザイムQ10の性質を考えたとき、より効果的に摂るには朝と晩のどちらのタイミングがよいのでしょうか?

コエンザイムQ10の吸収スピードについて

コエンザイムQ10は口から入ったあと、小腸で吸収されて血流に入り、全身に働きます。このときコエンザイムQ10の血中濃度が高くなるのが摂取して約3~9時間です。
摂取から3時間後から血中のコエンザイムQ10が増え始め、最も高くなるが約6時間、そして時間とともに少しずつ失われていきます。

コエンザイムQ10は活動エネルギーを生み出す素です。
そのため、よく体を動かす時間帯に血中のコエンザイムQ10量が増えるよう逆算してみると、摂取に適したタイミングがみえてきます。

朝か夜か、コエンザイムQ10を飲むタイミングについて

運動やダイエットなら夜よりも朝!

コエンザイムQ10を摂取したあとの血中濃度の変化を見ても分かりますように、コエンザイムQ10はエネルギーを必要とする前に飲んでおくのがおすすめです。
運動をする人なら、コエンザイムQ10の血中濃度が高くなるタイミングに合わせて、運動の5~6時間前に摂っておくようにするとよいでしょう。
またダイエット目的なら、日中の代謝アップとして朝に摂るのがおすすめです。

疲労回復や美容目的なら朝よりも夜!

体力を回復したり、ダメージを受けたお肌が再生したりする就寝中にも、コエンザイムQ1
0が必要です。
そのため、疲労回復や美容目的でコエンザイムQ10を摂るなら夜がおすすめ。
夕食時にコエンザイムQ10も合わせて摂るとよいでしょう。

1日数回に分けて摂る方法も

「朝も夜もコエンザイムQ10を摂りたい!」という人には、1日の目安量を数回に分けて摂る方法もあります。
例えば朝から夜までコエンザイムQ10の効果を得るなら、朝と昼の2回に分けて摂ります。
また、昼は元気に活動して、夜には疲労回復を期待したいという場合には、朝と夜の2回に分けて摂るのがおすすめです。

飲むタイミングと合わせて、摂り方も工夫してみましょう

コエンザイムQ10の吸収率を上げる摂り方

コエンザイムQ10は目的に合ったタイミングで摂るのが効果的です。
ただし注意したいのは一般的なコエンザイムQ10は脂溶性であること。空腹時に摂っても体内には吸収されにくいのです。できるだけ油分と一緒に摂ったほうがよいので、食事中や食事の直後に摂るようにしましょう。
また製品によってはコエンザイムQ10を水溶性にしたタイプもあります。水溶性コエンザイムQ10なら空腹時でも体内に吸収されます。
ライフスタイルや、コエンザイムQ10を摂りたいタイミングに合わせて製品を選んでみるとよいですね。

コエンザイムQ10は継続が大切

コエンザイムQ10の性質について知ると「エネルギーが欲しいタイミングだけ飲めばいいのかな」と思ってしまいがちですが、そうではありません。
コエンザイムQ10の効果を実感するにはある程度の期間が必要です。これは血中濃度がピークになるのに1週間は要すると言われているためです。また、コエンザイムQ10は摂らなくなると体からだんだん失われ、1週間後には元の状態に戻ってしまいます。
効果やその感じ方は人によっても異なりますが、まずは毎日続けることを心掛けましょう。

コエンザイムQ10の吸収の仕組みから、摂るタイミングは朝でも夜でも、目的に合った時がおすすめだとご紹介しました。
ご自身に合った方法で継続していきましょう。

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