健康食品としてのコエンザイムQ10

日本でのサプリメント認可は2001年

現在はサプリメントとして親しまれているコエンザイムQ10ですが、日本で健康食品として認可されたのは今から14年前の2001年のことです。
何とそれ以前は心臓疾患や脳血栓の治療薬として位置づけられる存在でした。
ここではコエンザイムがサプリメントとして私たちの生活に浸透してきた過程に触れつつ、健康食品としての取り扱い方などについて触れてみたいと思います。

日本でのコエンザイムサプリ化は発見から何と44年後

サプリメントとして定着したコエンザイムQ10ですが、その発見と命名は1957年、ウィスコンシン大付属酵素研究所のF.L. Crane博士によるものでした。
我が国において一般医薬品として薬局薬店での販売が認可されたのは、発見から34年後の1991年のこと。
しかし、まだこの段階ではサプリメントとは認められていません。

やがてコエンザイムQ10は、90年代を通じ、アメリカを始めとする世界各国がその抗酸化作用に注目してサプリメントとして製品化したことを受け、ようやくそれから10年近く経った2001年に日本国内におけるサプリメントとしての流通が始まったわけです。

こうして誰もが知るサプリメントの成分として浸透したコエンザイムQ10の歴史は以上になります。元々はれっきとした医薬品だったわけですから、いくら健康食品になったからと言って、やみくもに利用するのは望ましくありません。
特に気を付けたいのが日本国内での生産品http://www.triangle-osaka.jp/accessmap/と海外(主にアメリカ)で作られる製品の推奨摂取量表記の違いで、日本では一日30~300mg推奨の製品が流通しているのに対し、アメリカでは一日100~1200mg推奨の製品が流通しているという点です。

治療薬だった出自を忘れるべからず

誰でも気軽に手に入れることのできるコエンザイムQ10ですが、私たちはそれがサプリメントとして流通するまでの経緯、特に、元々は治療薬http://www.pcsga.net/iryouhinn.htmlとして用いられていたという事実を知った上で、適切な用法、用量で利用したいものです。
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