食品に含まれるコエンザイムQ10はどのくらいの量

コエンザイムQ10はもともと自然にある成分で、私たちの身近な食材の中にもコエンザイムQ10を含んだものが多くあります。

食品に含まれるコエンザイムQ10の量

コエンザイムQ10を多く含む動物性食品

動物性食品100gあたりに含まれるコエンザイムQ10の量は
いわし…約6mg
さば…約4.5mg
豚肉…約3mg
牛肉…約3mg
イカ…約2.5mg
鶏肉…約2mg
バター…約1mg
チーズ…約0.5mg
になります。

以上のことから、動物性食品では特に青魚のいわしやさばに多く含まれていることがわかります。

コエンザイムQ10を多く含む植物性食品

植物性食品100gあたりに含まれるコエンザイムQ10の量は
きな粉…約3mg
ピーナッツ…約3mg
オリーブオイル…約3mg
ブロッコリー…約1mg
ほうれん草…約1mg
しそ…約1mg
大豆(煮)…約1mg
になります。

以上のように、植物性食品では豆類である大豆やピーナッツに多く含まれています。

コエンザイムQ10は食品から摂るだけで充分か

コエンザイムQ10の1日の摂取目安量について

コエンザイムQ10は人によって吸収率が異なり、多く摂取しても安全性の高い成分です。
そのため、1日の摂取量に具体的な決まりはありませんが、目安として1日あたり100~300mgが推奨されています。

コエンザイムQ10を使った研究でも、毎日100mg以上を継続して摂取すると、疲労を感じにくくなるという結果が確認されています。

食品から摂取できるコエンザイムQ10の量はわずか

私たちは普段からコエンザイムQ10を含んだ食品を食べています。
しかし、現代の日本人の食生活で1日に摂取できるコエンザイムQ10量はたったの5mgといわれており、その量は充分とは言えません。

コエンザイムQ10は食品に含まれる量が少なく、摂取しづらいのです。

例えばコエンザイムQ10を多く含むイワシでも、1日に100mgのコエンザイムQ10を摂取しようと思ったら、20匹以上は食べなくてはいけない計算になります。
また、牛肉や豚肉なら約3kgは必要です。
想像してみると、コエンザイムQ10の取り難さがわかります。

メニューを工夫しつつ、健康食品で補うのが効率的

体に必要な栄養は、バランスの取れた食事から摂るのが基本です。
しかし、コエンザイムQ10のように食事からだけでは摂取しにくい成分は、栄養補助食品を利用するのも方法のひとつです。
実際に、コエンザイムQ10はサプリメントでもよく選ばれています。
製品によって1日あたりの摂取推奨量が異なりますが、疲労回復を目的とする場合は1日あたり100mg、特に疲れを感じやすい人や、運動をされる人は1日あたり300mgというように、目的や体質に合わせて選んでみるとよいでしょう。

食品に含まれるコエンザイムQ10量と、食事だけでは充分にコエンザイムQ10を補うのが難しいことについてご紹介しました。
食事の栄養バランスを整えつつ、栄養補助食品を上手に活用してみましょう。
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