コエンザイムQ10で生活習慣病を予防

美容面ではアンチエイジングやダイエットなど、様々な効果を発揮することで知られるコエンザイムQ10ですが、元々は心臓病や脳疾患などの治療のために使用されていました。
コエンザイムQ10には糖尿病や動脈硬化、脳梗塞といった生活習慣病を改善/予防する効果があります。
生活習慣病による死亡は、日本人の死因の3分の2を占めるとも言われます。
そのような重大な病気から身を守るために、コエンザイムQ10の効果を確認していきましょう。

コエンザイムQ10で生活習慣病予防

強力な抗酸化作用で細胞の劣化を防ぐ

ウイルスや毒素が身体に侵入すると、活性酸素と呼ばれる物質が分泌されてそれらの有害物質を排除します。
そのため、活性酸素は身体を健康に保つために必要不可欠な物質です。
しかし、活性酸素が増えすぎると正常な細胞まで酸化させてしまうことがあります。
酸化してしまった細胞は壊れやすくなり、がんや動脈硬化などの重大疾患にかかりやすくなります。

コエンザイムQ10は抗酸化作用を持ち、この活性酸素を除去する性質があります。
増えすぎた活性酸素を除去し、健康な細胞まで酸化されてしまうことを防ぐ効果が期待できます。
コエンザイムQ10は人体でも生成されますが、その生成量は20代をピークとして徐々に減っていきます。
40代以降の中高年の方こそ、コエンザイムQ10を摂取して全身の細胞を健康に保ちましょう。

脂肪燃焼効果で肥満予防

コエンザイムQ10には、ミトコンドリアのエネルギー生成を促進する効果があります。
エネルギーは食事による糖質/脂質の他、身体に蓄積された脂肪を燃焼して生成されます。
したがって、エネルギー生成が促進されるということは、肥満を改善/予防できるということになります。

肥満は高血圧や糖尿病などの命に関わる病気につながります。
また、これらの病気が同時に発症するメタボリックシンドロームのリスクも高まります。
特に日本人は、肥満による生活習慣病にかかりやすいと言われますので、意識的にコエンザイムQ10を摂取するようにして肥満の予防/改善に努めましょう。

生活習慣病予防には「生活習慣の改善」が不可欠

上記のように、コエンザイムQ10が生活習慣病予防に効果的なことは間違いありません。
しかしながら生活習慣病とは、その名の通り「長年の生活習慣によって引き起こされる病気」です。
どれだけコエンザイムQ10を摂取しても、タバコや過度な飲酒、食べ過ぎ、夜更かしなどの悪い習慣を続けていては意味がありません。
本気で生活習慣病を予防したいのであれば、コエンザイムQ10の摂取と同時に悪い生活習慣を断ち切る必要があります。
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